QUTOTEN. × isayamax
【鶯 -UGUISU- 遊戯(isayamax)】

鶯 -UGUISU-遊戯(isayamax)

QUTOTEN.公式オンラインストアにて販売開始しました。

QUTOTEN.が大切にする、日本の工藝や美意識に宿る「余白」と「呼吸」。

そして、isayamaxが描く、日本美術の「雅」と現代の“KAWAII”が交差する世界。

異なる領域を横断しながら、それぞれが日本の文化に新たな視点を与えてきた両者による、特別なコラボレーションです。

モチーフは『鳥獣人物戯画』甲巻。


『鳥獣人物戯画』は、平安時代末期から鎌倉時代頃に描かれた日本最古の絵巻物で、京都・高山寺に伝わる国宝です。作者や制作意図は現在も謎のままですが、「漫画・アニメの祖」とも評されています。
いつか挑戦したいと思っていたモチーフで、京都で個展を開催するならばと、この機会にオマージュさせていただきました。
描くにあたり、しっかり深掘ってからじゃないとと思い、調べていく中で、私自身も驚く説に出会いました。
現在、『鳥獣人物戯画』を所蔵する東京国立博物館で、特別展「国宝 鳥獣戯画のすべて」などを企画した学芸企画部長・松嶋雅人さんは、「鳥獣人物戯画は安徳天皇の鎮魂のために描かれた」のではないかという説を推察されています。
安徳天皇は、源平の争乱に巻き込まれ、満6歳という歴代最年少で、唯一戦乱によって崩御された悲劇の天皇です。
甲巻には、当時「穢れた動物」と考えられていた犬や馬、牛は描かれず、登場するのは月とも縁の深いカエル、ウサギ、猿たち。彼らは宮中行事や相撲、宴の準備などを楽しげに繰り広げています。
甲巻全体は、清浄で穏やかな黄泉の世界を描き、安徳天皇があちらの世界でも楽しく過ごせるよう願った鎮魂の絵巻である、ということです。また、天皇の崩御後におくられた「安徳」という名にも、「安らかで徳がある」という鎮魂の意味が重ねられているとも考えられます。
ここからは、私自身のルーツのお話です。
私の出身は福岡県那珂川市。その那珂川市には「安徳」という地名があり、安徳天皇にまつわる数多くの伝説が残されています。
平家とともに源氏から逃れた安徳天皇は、那珂川市にあった原田種直の館を仮の御所とされ、現在も安徳台と呼ばれる丘には安徳天皇を祀る「安徳宮」という祠もあります。
さらに、私が生まれ育った地域の名前は「御迎(おむかえ)」といい、これは安徳天皇をお迎えした場所に由来する地名です。
『鳥獣人物戯画』の安徳天皇鎮魂説を知ったことで、京都でこのオマージュ作品を制作することが、自分の生まれ育った土地やルーツと時代を超えて不思議な形でつながりました。
さらに、那珂川市や現人神社とのご縁、そして全国で「かわいいキャラクター」を描いてきた自分の活動までが一本の線で結ばれたような感覚があり、この作品には私自身にとって特別な意味が宿っています。
器をゆっくり回すと、一匹、また一匹と現れる、小さな絵巻物。
その中には、現代からタイムリープしてきた日本では珍しい動物が紛れ込んでいます。
それは、マーモット。
愛らしい姿とユーモラスな行動でネットミームとして親しまれ、のんびり長生きする姿から縁起の良い動物としても個人的に感じられたため、「isayamax版『鳥獣人物戯画』」の仲間として加えました。
作家自身のルーツや物語までも内包したQUTOTEN.とのコラボレーション作品 【鶯 -UGUISU- 遊戯(isayamax)】 は、現在、QUTOTEN.公式オンラインストアにて販売しております。

ー QUTOTEN.とは ー

QUTOTEN.(クトウテン)は、「余白」と「呼吸」をテーマに、日本の美意識を現代の暮らしへ再編集する工藝ブランドです。

ブランド名の由来である「句読点」は、文章の流れの中に生まれる“間”や“呼吸”を意味しています。QUTOTEN.は、その目には見えない余白にこそ豊かさが宿ると考え、日本の工藝や文化に根付く精神性を現代のプロダクトとして表現しています。

植木鉢や茶器、花器、器などを中心に、全国各地の工藝作家と協働しながら制作を行い、伝統技術だけでなく、その背景にある思想や美意識を次世代へ繋ぐことを目指しています。

ブランドの根底にあるのは、日本人が古くから大切にしてきた自然観や見立ての文化、そして余韻を味わう感性です。

今回のコラボレーションでは、QUTOTEN.が探求する日本の美意識と、isayamaxが「MIYABISM」で表現する現代的な“雅”の世界観が融合。QUTOTEN.の代表作である水呑「鶯 -UGUISU-」をベースに、isayamaxのアートワークを施した特別仕様のコラボレーション作品を発表いたします。

伝統工藝と現代アート、そして日本文化の過去と未来をつなぐ新たな表現として、本展ならではの一作をお楽しみください。

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ご購入いただいた方には、ノベルティとして花札アートプロジェクト「牡丹にマーモット」をランダムで1枚差し上げております。ブラインドでシークレットを含む5段階のレアリティになっておりますので、どの札が出るかお楽しみに。

花札アートプロジェクト『牡丹にマーモット』

花札制作:田村将軍堂 @tamurashogundo
📷:Ai Mizobuchi


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ISAYAMAX ART EXHIBITION
『MIYABISM KYOTO』
会期:2026年7月11日(土)〜7月20日(月)
時間:9:00〜18:00
会場:藝術喫茶いとゆふ @itoyufu.kyoto
住所:〒600-8184 京都府京都市下京区天神町396-4

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